ご使用の前に、この取扱説明書をよくお読みいただき正しくお使い下さい。
各部の名称などは弊社カタログや弊社サイトを参照して下さい。
FAQのページもご覧下さい。
取扱方法
●刃物はツメの中心でまっすぐに、刃物後部が止まるまで差し込んで下さい。
●チャッキングは、片手でローレットカバー、もう一方でグリップリングを持ち、手でタオルをしぼる程度の強さでツメ開閉側から見て時計方向にローレットカバーをねじり、工具を締め付けます。
●外径溝付きのKL13Vは通常の切削加工でもフックスパナで増締めする事で、更に強力なチャッキングが可能です。
●刃物の滑り防止機構付KL13Vに使用する刃物は、刃物後部をモールステーパーのタング(後掲の図2参照)型に削り、チャック内に設けたV型溝に噛み合わせてからチャッキングして下さい。
注意事項
●切削加工中の把握力は刃物の切削抵抗により自動的に得られますが、初めの締め付けは手の力で確実に行って下さい。
●逆回転させると刃物が緩みますから切削は正回転で行って下さい。
●タッピングするように逆回転の必要がある場合には、外径溝付きのKL13Vを用い、必ずフックスパナで増締めしてから加工を始めて下さい。
●主軸の回転を急速に停止した場合、チャックが緩み、刃物が外れケガをする恐れがあります。急停止する場合にはKL13Vで増締めしてからご使用下さい。
●回転中は触れたり覗き込まずになるべく離れて、無理な姿勢で作業しないで下さい。
●巻き込まれやすいので手袋は使用せず、巻き込まれやすい物は近づけないで下さい。
●作業中は保護メガネを使用し、髪、服、などは巻き込まれない様にまとめて下さい。
●切粉や刃物の刃部には素手で触れないで下さい。
●刃物は小径から大径まで平均して使用し、切れの悪い刃物は使用しないで下さい。
●横送りの加工には弱いので細心の注意が必要です。
●内部に向けてエアブローはしないで下さい。
●取り付け以外にはチャックに衝撃を加えないで下さい。
●作業終了後は、ドリルチャックから刃物を取り外して下さい。
●割れ、欠け、摩耗、変形、刃物の振れ等の異常が認められた場合は使用しないで下さい。
●工具は本来の使用目的以外には使用しないで下さい。
チャック取付方法及び注意事項
1.主軸、アーバー、治具などの振れが無い事(※3/1000mm以下)を確認して下さい。
振れが大きい場合、振動でチャックの脱落事故を起こし大変危険です。
2..チャックテーパー部と相手の主軸またはアーバーのテーパー部に付着している油やゴミを完全にふきとって下さい。
油やゴミが残っているとチャックの脱落事故を起こし大変危険です。
3.ツメを全開状態にして下さい。
4.テーパー部に傷付けない様にチャックを差込み、およそツカミ能力最大径の軟鋼丸棒をツメ開閉部から奥に止まるまで差込み、ツメで軽く締めて下さい。KL13Vの場合は、軟鋼丸棒の差込み側端面を約60°に加工してチャック内に設けたV型溝に噛み合わせて下さい。
5.軟鋼丸棒の先端を、JT0、JT1は300g、 JT2S、JT6は450g、程度を目安に数回ハンマーで脱落しない様に打ち込んで下さい。チャックと主軸、またはアーバーの端面には隙間が約0.5~2㎜あって正常です。
あまり強く打ち込み過ぎると故障する場合があります。
以上の事項に注意し安全に正しくお使い下さい。ご不明の点はお問い合わせ下さい。
また、FAQのページもご覧下さい。
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