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標準ドリルチャック(ハンドル式チャック)の振れ精度
現在、JIS規格(JIS B4634)には、GLOBE製品の型番では
5MG 6.5MG 13MG 16 6.5EL 10EL 13EL のものが規格されています。
JIS規格とGLOBEの社内規格の相違点をご紹介します。
●振れ精度
種類 | JIS規格の振れ精度 | GLOBEハンドル式ドリルチャックの振れ精度 | |
---|---|---|---|
精密A級 | 精密AA級※ | ||
工作機械用(MG)
|
0.08mm以下
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0.08mm以下
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0.04mm以下
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携帯電気ドリル用(EL)
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0.20mm以下
|
☆GLOBE製品では、ELでもMGと同様の振れ精度を誇ります。
※AA級は、3・4・D4・D5・10MG・13MG のみとなります。
詳細は以下のPDFファイルをご覧ください。
令和3年7月 一部商品のAA級廃盤のご案内(PDFファイル)
●振れ試験に使用するテストバー種類とテストインジケータを当てる部分の突きだし長さ設定方法
GLOBEの突きだし長さ設定方法は以下の図のようにツメ先端部から測定し、設定します。
☆JIS規格では、本体先端(端面)からの長さ(L寸法)ということになっています。
チャックサイズ
(緑のもののみJIS規格品種) |
テストバー小
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テストバー中
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テストバー大
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3mm
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φ2×20
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φ2.5×25
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4mm D4
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φ2.5×25
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φ3×25
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φ3.5×45
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5mm D5※
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φ2.5×25
|
φ3.5×45
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φ4.5×60
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6.5mm
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φ3×45
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φ4.5×60
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φ6×70
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J8mm
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φ3.5×45
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φ5×60
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φ6.5×70
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10mm
|
φ4.5×60
|
φ6.5×70
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φ9×85
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13mm
|
φ6.5×70
|
φ9×85
|
φ12×110
|
14mm
|
φ6.5×70
|
φ9×95
|
φ13×110
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16mm
|
φ8×80
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φ12×110
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φ15×120
|
19mm
|
φ10×90
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φ16×110
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φ18×120
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22mm
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φ12×105 |
φ17×110
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φ21×120
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25mm
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φ13×95
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φ19×110
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φ24×130
|
単位:mm
☆JIS規格では、緑のテストバー1本のみの測定で良いことになっていますが、GLOBE製品は、A級はテストバー大と中の2本、AA級はテストバー大・中・小の3本で検査しております。すべて、このように、多くのテストバーによる振れ試験を行っております。特に細いものでも試験している点は見逃せません。
※D5はJIS規格には規格されていません。
キーレスドリルチャックの振れ精度
下表のテストバーをチャッキングして回転した時の先端の振れを測定致しております。
テストバー寸法表
チャックサイズ
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テストバー小
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テストバー中
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テストバー大
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KL3
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φ2.0×20
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φ2.5×25
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KL6.5
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φ3×40
|
φ4.5×60
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φ6×70
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KL10
|
φ4.5×60
|
φ6.5×70
|
φ9×85
|
KL13
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φ4.5×70
|
φ9×85
|
φ12×110
|
単位:mm
一本のテストバーに対して3回以上の繰り返しテストを行っています。
A級はテストバー大と中の2本、AA級はテストバー大・中・小の3本で検査しております。