地球印引張用チャックは、弊社開発による材料引張試験機用保持具で、
その実用性と経済性に富んだ機能と品質は、ご採用いただいた皆様からご好評頂いております。
引張用チャックは、その性質上使用範囲は多様で、
製品各部の仕様変更等もご注文に即応出来る態勢を取っておりますのでお気軽にご相談下さい。
取り付け治工具アダプターも特注にて製作致します。

特に、テストピースが短い物や、中空、特殊形状、高硬度、樹脂等の場合は事前にご相談下さい。

引張試験機チャック

特長

・小型・軽量
・抜群の喰付
・手軽な操作性
・優れた耐久性

試料の材質により、爪歯部の形状と硬度は、適切なものを選定して製作致します。
ツメ超硬チップ付や、電着ダイヤモンドを施したツメの商品も製作可能です。

仕様寸法

TR型(丸材用)

種別
型番
使用範囲
取付部
本体
使用ハンドル
質量(kg)
備考
荷重限度
ツカミ能力φ
歯部長サ
ネジ
深サ
全長
外径
TR型
丸材用
爪先の形状
3本爪
TR-1
3KN
(300kg)
0.5-3.0
10
M6×1
12
31
21
K-03
0.07
電着ダイヤモンドツメ
も製作可
(受注生産)
TR-4
10KN
(1ton)
2.0-9.0
14
1/2-20UNF
20
57
44
K-2
0.5
電着ダイヤモンドツメ
も製作可
(受注生産)
TR-5
50KN
(5ton)
10.0-20.0
25
1-12UNF
40
102
74
K-4A
(K-4も使用可)
2.5
電着ダイヤモンドツメ、
ツメ超硬チップ付も可
(受注生産)
TR-5A
3.0-13.0
22
TR-6
100KN
(10ton)
13.0-25.0
33
W40-8
43
120
88
K-5A
(K-5も使用可)
6.5
TR-6A
5.0-15.0
26
130

単位:mm

TF型(平材用)

種別
型番
使用範囲
取付部
本体
使用ハンドル

質量(kg)

荷重限度
(厚サ)×幅
歯部長サ
ネジ
深サ
全長
外径
TF型
平材用
爪先の形状
2本爪
TF-0
1KN
(100kg)
(0-2)×4※
10
M6×1
12
31
21
K-03
0.07
TF-1
(0.2-2)×4
TF-2
10KN
(1ton)
(0.2-3)×8
13
1/2-20UNF
20
60
44
K-2
0.5

単位:mm

※TF-0の本体刻印はTF-1になります。TF-0はツメ表面にダイヤモンドを電着し、小径が把握できる仕様となっております。0ミリから使用可能です。
TR-1 TF-0 TF-1のネジには、φ6.03、深さ2.5のストレート部がつきます。

販売は一個からとなります。お見積もりの場合も、片側一個単位でのご回答となります。上下で必要な場合は、二個ご注文願います。

※商品には1個ハンドルが附属しています。 ハンドル無しのお見積・出荷も可能です。ハンドルのみ別売りしています。

 

ご使用前の確認事項

テストピースの形状、材質、チャッキング方法、温度条件などに不明な点がある場合は、必ず弊社までご相談のうえでご使用ください


チャックの取り付け・取り外し方法

1. ネジサイズの確認

チャックのネジが試験機側のネジサイズと合っていることを確認してください。
※ネジは右ネジ仕様です。ツメ側から見て時計方向に回すことで取り付けます。

2. チャックの固定

チャック本体のハンドル穴に、穴径に合った丸棒を差し込んで締め付けてください。

3. チャックの取り外し

取り付けと同様に丸棒を使用し、反時計方向(左回し)に回して外してください。


使用方法

1. テストピースのチャッキング

手でカバーを回し、ツメの中心でテストピースを確実にチャッキングしてください。
※テストピースはツメの奥まで挿入し、歯部全体で保持してください。
※中空・短尺・溝付き・段付きなどのテストピースの場合は事前に弊社へご連絡ください
※ツメのスライド量には余裕がありますが、使用範囲外では絶対に使用しないでください。ツメ破損の原因になります。

2. ハンドルによる締付け

付属のチャックハンドルを本体に差し込み、時計方向に回して締め付けてください
ハンドル穴が2〜3箇所ある場合は、均等に締め付けてください。
※試験開始後はツメが自動でスライドし、自動締まり構造となります。
チャックハンドルにパイプ等を取り付けて延長使用することはおやめください

3. チャックハンドルの取り外し

チャッキング完了後は、チャックハンドルを取り外してから試験を開始してください。

4. 試験終了後

チャックハンドルを再度セットし、反時計方向に回して緩めてください


使用上の注意

※本チャックは引張試験専用です。ねじり試験・圧縮試験などには使用しないでください
※引張試験は同芯かつ軸方向のみで行ってください。偏芯や斜め方向での使用はお控えください。
※上下で2個使用する場合、下側からチャッキングし、次に上側をチャッキングしてください。
※片側を治具で固定する場合は、治具を下側にセットし、治具側からテストピースを固定してください。
※試験中は保護具(保護メガネ・手袋など)を着用し、試験装置から離れてください。破断時の部品飛散によるケガの恐れがあります。

GLOBEについて

ツーリング及び周辺機器のメーカーとして100年以上の歴史があり、 標準品から特注品まで幅広く対応させて頂いております。 お客様に「選ばれる製品作り」を心掛け、 常に高い精度、機能、デザインにこだわっております。 自社開発によるオリジナル商品を数多く製作し、 独創的な発想でユーザー様の期待にお応えいたします。 お問い合わせはこちら