ジャコブステーパーとモールステーパー(タング式・ネジ式)のより詳細な寸法は、PDFファイルをご覧下さい。
目次
ジャコブステーパー
JT番号
|
D
|
d
|
l
|
Taper on diameter
|
片側角度θ
|
0
|
6.350
|
5.802
|
11.112
|
1:20.288=0.04929
|
1°24′7506
|
D
|
8.000
|
6.883
|
14.000
|
0.07979
|
2°17′0696
|
1
|
9.754
|
8.469
|
16.669
|
1:12.972=0.07709
|
2°12′4410
|
2short
|
13.940
|
12.386
|
19.050
|
1:12.262=0.08155
|
2°20′1390
|
2
|
14.199 | 12.386 | 22.225 | 1:12.262=0.08155 | 2°20′1390 |
33
|
15.850
|
14.237
|
25.400
|
1:15.748=0.06350
|
1°49′1184
|
6(2½)
|
17.170
|
15.852
|
25.400
|
1:19.264=0.05191
|
1°29′1714
|
3
|
20.599
|
18.951
|
30.956
|
1:18.779=0.05325
|
1°31′4856
|
4
|
28.550
|
26.346
|
42.069
|
1:19.084=0.05240
|
1°30′0312
|
5
|
35.890
|
33.422
|
47.625
|
1:19.305=0.05183
|
1°29′0544
|
ISO239ドリルチャックテーパのジャコブステーパタイプmm表示による。
Dは、現在ジャコブステーパシステムから除かれております。
片側角度は、参考記載ですので、度、分までしか換算しておりません。
1と2Sの中間にMというJT規格もございます。ただし、特定用途・特定メーカー向けのため、ほとんど使われません。
ご注意
寸法表は参考記載ですので、実際のテーパーの当りはゲージまたは現物合わせにより行って下さい。
当り出しには、 新明丹 をおすすめします
参考 : テーパには、このほかにいくつかあります。
モールステーパ(Morse Taper)
旋盤・フライス盤・ボール盤のスピンドルやテーパーシャンクドリルのテーパ等に幅広く使用され、No.0~7まで、8種類あります。記号はMTを付して表します。
アメリカのモールスツイストドリル社がドリルのシャンクとして開発したそうで、あらゆるテーパの中で、これだけ幅広く使用されていることを鑑みると、非常に優れた発明と言えましょう。
取付方法により、形状は、タング式・引きネジ式の2種類があります。
テーパーは一定しておりませんが、およそ1/20です。
また、ほとんど使われていませんが、下表のような、ドリルチャック用のショートサイズ・モールステーパ規格もあります。
テーパ番号
|
D
|
d
|
l
|
テーパ
|
|
モールス番号
|
テーパ比
|
||||
B10
|
10.094
|
9.4
|
14.5
|
1
|
0.04988
|
B12
|
12.065
|
11.1
|
18.5
|
||
B16
|
15.733
|
14.5
|
24.0
|
2
|
0.04995
|
B18
|
17.780
|
16.2
|
32.0
|
||
B22
|
21.793
|
19.8
|
40.5
|
3
|
0.05020
|
B24
|
23.825
|
21.3
|
50.5
|
ボルトグリップテーパ
マシニングセンタなどで使用され、 7/24のテーパです。
記号は BTを付して表します。
アメリカンスタンダードテーパ(ナショナルスタンダードテーパ NST)
フライス盤主軸穴などで使用され、 7/24(16°35.6´)のテーパです。
記号はNTを付して表します。
ブラウンシャープテーパ
フライス盤などに使用され、テーパーは1/24です。
記号はB&Sを付して表します。
ジャーノーテーパ(Jarno Taper)
非常に古い旋盤主軸に使用されていたことがあるようです。単位はインチになります。
現在では使用されていないものと思われます。
ジャーノテーパの場合、各部分の寸法がテーパ番号と単純な関係になっています。